みなケチブログ

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モカエキスプレス(ヴィーナス)の魅力とサイズ選び

直火式エスプレッソマシン(マキネッタ)の王様 BIALETTI のモカエキスプレス

韓国人がキムチを食べるように、インド人がカレーを食べるように、イタリア人はエスプレッソを飲みます。朝・仕事に行く前に、昼・食後の口直しに、夜・バーへ行く前の準備運動として、彼らは街に溢れるバールでの立ち飲みを楽しみます。

そんなエスプレッソの母国イタリアが生み出した名器が、一家に一台は必ずあるとまでいわれるビアレッティのモカエキスプレスです。

 

エスプレッソを家で作れる様になると、コーヒーライフが3倍充実します

僕は毎日ブラックコーヒーを飲みますが、コーヒーにも様々な産地があり、気分によりブラジル、グァテマラ、ケニアと産地を変えて飲んでいます。産地により全くもって風味は異なりますから。(1倍)

ただ、エスプレッソってやつは、また別ものです。コーヒーを濃い目に淹れても、あのコクは出せません。一度美味しいエスプレッソを口にすると、イタリア人ほどではありませんが、家でも飲みたくなりますね。(2倍)

それに、エスプレッソにミルクを加えれば(エスプレッソ2:8ミルクの割合)カフェラテの出来上がり。カフェオレ(コーヒー5:5ミルク)だとマイルドすぎる方にお勧め。僕は断然カフェラテ派です。スターバックスが好きな人はカフェラテが好きなはず。(3倍)

 

というわけで僕はビアレッティ 直火式 ヴィーナスの2カップを買いました

モカエキスプレスとヴィーナスって何が違うの

モカエキスプレスは、アルミ製でヴィーナスより1割ほど安く、伝統的なデザインが好まれています。

ヴィーナスは、ステンレス製でモカエクスプレスより若干割高になりますが、耐久性に長けています。

 

なんでモカエキスプレスじゃなくてヴィーナスを購入したの?

安さより耐久性を取ったこともありますが、決定的だったのはヴィーナスはステンレス製なのでIHにより加熱できる点でした。一般的に日本のIH調理器は、直径12cm未満の器具に反応しない様に設計されているため、モカエキスプレとヴィーナスのどちらを買ってもIHでは使えないと紹介されていることが多い様です。でも、下記2点を実施すれば使えるのではと考え、やってみたら実際IHで使用できました。※IHにより個体差があります。

  1.  ヴィーナスの片端がをIHの中心付近にかかる様に置く。
  2. 普段使いの鍋などに水を張り(空炊防止)、同じ様に置く。

こんな感じです。

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要はIHと金属の接地面積を鍋で補完しているだけです。

 

ヴィーナスのサイズはどうしよう?

さて、次はサイズです。エスプレッソは濃厚でコーヒーカップほどの量は飲めませんから、お店などではデミタスカップと呼ばれる小さなカップに注ぎ嗜むものです(デミタスカップは50ccほど、コーヒーカップは150ccほどなので、約3分の1ですね。)。なので、モカエキスプレス・ヴィーナス 共に、1cup分で抽出できる量はかなり少なく、購入してみないと今いち分量の想像がわきません。

そんな方のために、僕が購入した2cupの抽出した姿をご覧いただこうと思います

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はい、63gでした。レギュラーコーヒーカップに入れるとこんな感じです。

 

僕がサイズ選びで検討したポイント
  • 1人もしくは2人で飲むことが多い。
  • 濃い目のコーヒーが好きなので、エスプレッソも人より多めに飲む。

でした。結果、正解だったと思います。63gなら1人でも飲みきれますし、2人分にしては若干少ない感もありますが、まぁ満足です。3cupだと、1人には多すぎると思います。

 

迷ったら大きめを買えばいい?

そうでもないんです。

というのも、モカエキスプレスとヴィーナスは、圧をかけエスプレッソを抽出するという構造上、必ずコーヒー粉をマックスな分量入れなければならない仕様になっています。例えば3cupを購入した場合、もし1cup分を飲みたいと思った時でも、必ず3cup分のコーヒー粉を使用しなければ抽出ができないということです。つまり、コーヒー粉を無駄遣いする形になってしまいます。

 

ちなみに、2cupの場合は10gの粉を使用します。ドリップコーヒー1人分とほぼ同量ですね。